うつわ暮らしの道具 テクラ

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Story
作り手紹介

Forest shoemaker

– 人生を旅する靴 –

出会ってからほぼほぼ毎日履き続け、日本中、そして世界を共に旅しているForest shoemakerの靴。松下宏樹さん、彩さんご夫妻が形作って下さっている靴は僕の暮らしに欠かす事ができない大切な存在です。

「自らの手で生み出した物を生業に」
宏樹さんは、そんな想いをもって靴の世界へと入り製くつ科を卒業後靴メーカーのパタンナーとして働かれていました。

仕事柄(ご自身の足のサイズの兼ね合いもあり)サンプルの靴を試し履きする機会が多い中でご自身の”かかと”が細い事からどのデザインの靴を履いても”かかと”が浮いてしまい望むような履き心地を得られなかったそうです。そのような経験から

「履かれる方に合った靴を作りたい」
「履かれる方に負担がないような靴を作りたい」
「自分の想いを形にしたい」

と思われるようになり、木型の勉強をする為に義肢装具の会社に入られました。
義肢装具の世界では、身体全体の事を知らなくてはいけないので、骨格の事や筋肉のつき方などについても学ばれて、それらを参考にしながら靴用の木型を作られていかれたそうです。

宏樹さんが学ばれている間に、彩さんもご自身の足を参考にされながら木型を彫られていらっしゃったそうで、お二人でコツコツと大切に育ててこられた愛のこもった靴達なのだなぁと思いました。

「長く履けるものにしたい」
ある時お話伺っている中で、宏樹さんが仰った一言が今でも心に残っています。

サイズごとに用意された、沢山の靴の型に残る調整の跡。
その一つ一つが、こんな風に履けたらいいなぁという使い手の願いと、少しでも長く履いて頂けたらいいなぁという、作り手の祈りの軌跡にも見えました。

その穏やかで愛溢れるお人柄や空気感に、ますます心惹かれてやまない宏樹さんと彩さん。
柔らかなお人柄と祈り感じる想いから生み出される靴だからこそ、より心地良く感じ、より強く履き続けていきたいと僕は思っているのだと思います。

店主

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