うつわ暮らしの道具 テクラ

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Story
作り手紹介

小代焼ふもと窯 井上尚之

熊本県荒尾市府本。
尚之さんが日々仕事をされている小代焼ふもと窯は、緑に囲まれた静かな所にあります。

以前に尚之さんのもとへ伺う機会があり、お仕事を拝見しながらゆっくりと色々なお話をさせていただきました。その時、「このひと手間が大変なんだけど楽しいんだよなぁ」そんな風にお話されながら、尚之さんは笑顔で仕事をされていました。

朝から夕方まで仕事をされ、夕ご飯を食べ終わってひと息ついたらまた工房へ行って日付けが変わる頃までひと仕事。本当によくよく仕事をされていらっしゃる尚之さん。

毎日コツコツと仕事をされ、日々沢山の物を生み出し続けていらっしゃいますが、ただただ形になればいい、という事ではなく、少しでも良い物をと常に考え、試行錯誤しながら手を動かし続けていらっしゃる姿勢には尊敬の念を感じずにはいられません。

登り窯で焼き上がったうつわ達は底がザラザラしているので、一点一点、紙ヤスリで底をすっていきます。同じ姿勢で同じような動作を何日間にもわたって続けるのは身体的にも、精神的にも大変な作業です。ただこれをしっかりやる事で、皆さんに気持ちよく使って頂けますし、一点一点手に取るので、その段階で品物の不具合にも気付けたりします。

焼成の段階や底すりの段階でうつわはどうしても砂っぽくなってしまうので、ふもと窯では水洗いをしてから各お店などにご発送をされています。(しかも一度ではなく、二度洗いしてから)

僕が目にしているのは全ての工程のほんの僅かな部分だと思いますが、そんな部分だけとってみても、”より良い物を皆様のもとへ”という思いが込められた、たくさんの”ふもと愛”を感じられます。

尚之さんの代名詞ともいえるスリップウェアをはじめ、象嵌、イッチン描き、点打ち、飛びかんな、櫛描き、白無地、面取り、しのぎ、などなど働き者で愛らしい品々。
皆様の暮らしに沢山の笑顔がお届けできるように、これからも、愛と喜びいっぱいに楽しくご紹介させて頂こうと思います。

店主

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